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ベストグループ見聞会御講話集「21世紀を幸せに生きる」

衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第6巻より

2013年(平成25年)8月24日 ベストグループ関西地区見聞会 ①

 皆様、おはようございます。人格者が最高の人間だと言われています。「人格者たれ」、「損得で動くな」、「善で動け」、そういう人間が増えたら、人類は繁栄するのだということをインドで学ぶようになったのです。日本でも、昔はそうでした。

そして実際に学ぶようになってくると、この宇宙の仕組みが、だんだん分かるようになってきまして、宇宙は創造と維持と破壊の心で創られていることが分かるようになりました。

そうすると、創造の力とは激性だから、前向き人間になったら遣り上げることができるわけです。そして、それを維持するのが繁栄と維持の力で、それは人格者のことを言います。つまり、人格者になると維持と繁栄をするのです。

破壊の力とは、悪い人間になった時に破滅するということです。破壊の人間です。創造の力によってこの宇宙は創られ、維持され、破壊されるのです。こんなことを学んだことがありますか。

人格者になってくると維持、繁栄ができるのではないですか。では、簡単に人格者になれるのですか。損得の心に克(か)たないと人格者にはなれません。

 鈍性(どんせい)、激性(げきせい)、浄性(じょうせい)の三つの心を持って命は宿りました。このように私は信じています。あなたがお母さんのお腹に宿った時に、創造と維持と破壊の心を持って命は宿りました。だから、生まれた時に全ての心を持ってあなたは存在したのです。

その心を引き出したのが、実はお母さんなのです。おっぱいをあげる時のお母さんの心が大切です。今のお母さんのおっぱいは何ですか? 「お金」、「お金」、「お金」、「物欲」、「物欲」、「物欲」、「心配」、「心配」、「心配」……、間違いないですね。未来に対する不安だらけです。

おっぱいは本来は愛であるはずなのに、最近のおっぱいはしっぱい(失敗)なのです。そうするとお母さんのおっぱいで、つまりお母さんの思いで子供の性格が引き出されるのです。

心配症のお母さんがおっぱいをあげると、子供から心配が引き出されるのです。悩みのお母さんがおっぱいをあげると、悩んだ心が引き出されるのです。怒りの強いお母さんがおっぱいをあげたら、子供は腹を立てるのです。このように、お母さんが子供の性格を引き出すのです。

「三つ子の魂百まで」という諺(ことわざ)があります。そんな性格をどうして変えられるのですか。「雀死ぬまで踊り忘れず」と言われるように、生まれ持った性格が引き出されたものはなかなか変えられないのです。

例えば、心配が引き出されるとします。心配の反対は安心や喜びです。表裏一体、同時にあるのです。心配性が表に出た人は、裏には安心があるのです。怒りが物凄く強い人は、穏やかさが裏にあるのです。つまり、この世のものは表裏一体で、相反するものが同時に存在するのです。相対するものが同時に存在するのがこの宇宙であり、あなたの人格なのです。

だから、怒りが物凄く強い人をよく見ると、感情が激しいでしょう。喜びも激しいでしょう。怒っている人は、「うわっ~」と喜ぶでしょう。さっきまで怒っていて、今度は物凄く喜んでいるのです。このように、同じ分だけマイナスとプラスが同時に存在するのです。

六十八年間生きてきた中で、最近の男性で魅力のある方にはあまり会ったことがありません。会ったら、「お金」、「お金」、「お金」と言う方が多く、情けないと思います。そして、そういう自己中心の親の生き方を見て、子供に夢と希望がなくなってきているのです。そして、子供も鈍性の性格が引き出されているのです。

我々の小さい頃は、「ボーイズ・ビー・アンビシャス 少年よ、大志を抱け」、「人間は思ったことが実現するような強い意志力は、必ずあなたを成功の道に導く」と学んだことがあるのです。

人間はこの世の魅力に負けていくように創ってあるのです。この世の物の魅力に克った者のみが人格者なのです。私は経験者ですから。

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